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SPECIAL対談「四代にわたり、地域に愛される「身近な法律家」を目指す。」

菱田司法書士事務所 菱田陽介
菱田司法書士事務所 菱田徳太郎
当相談室代表 高木優一
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次世代司法書士のあるべき姿

高木優一:これからの司法書士のあり方についてお話をうかがいたいと思います。
菱田徳太郎:お客様の立場に立てば、身の回りにはいろいろな相談事があるはずです。土地や建物の問題、相続や遺言の問題、さらには税金や法律のややこしい問題。実にさまざまな出来事が起こってきます。そのどれに対しても、我々は真摯に対応していかなければなりません。
そのためには、やはり他の専門家の方たちと密に連携を組む、ネットワークを広げていくという姿勢は重要だと考えます。
菱田陽介:ともかく、家庭の問題で困り事がでてきたら司法書士に相談してみる、その受け皿になるという姿勢が大切です。
菱田徳太郎:どのような解決方法がベストなのかを考え、あまり出しゃばらずにチームを組んでいろいろな専門家が輪になって問題を解決するという方向性です。
高木優一:1人が突出して目立とうと思っても、良い解決法は得られないということですね。その他に何か心がけておきたい点はありますか?
菱田徳太郎:人の話をとにかく良く聴くということも大切です。相手の状況を正確に把握するためには、「聴く」訓練をすることは絶対に必要だと思います。時には30分、1時間、とにかく相手に話をさせ、それをひたすら黙って聴く。そのような場面は珍しくありません。
菱田陽介:お年寄りからのご相談が最近は多くなってきておりますので、どうしても話が長くなる傾向にあります。2時間、ひたすら聴き続けるということもあります。
高木優一:やはり、菱田先生に相談すれば、とにかく親身になってくれるという期待があるからではないのでしょうか。
菱田陽介:父が親身になって話を聴いているのを見ていると、単なるテクニックではないなと感じます。その点は凄く勉強になります。
これから、父や先代の築いてきた事業を継承していくのは大変ですが、これまで培ってきた解決方法を採り入れながらそれをさらに突き詰めていくか、あるいはまったく新しい方法を模索していくのかはまだ決められません。
しかし、これまでお世話になった大田区、品川区の住民の皆さんには可能な限りの司法サービスを提供していきたいと思います。そして、自分が開拓したお客様が私の次の世代にまで受け継がれていくようにしていきたいと考えています。
高木優一:なるほど、事業の相続はさらに次世代まで続いていくのですね。
今回は私と最も仕事の付き合いが深い、菱田司法書士事務所の三代目の徳太郎さんと四代目の陽介さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

今回のゲストの菱田陽介氏にはかわさきFM『不動産・相談お悩み相談室』にもご出演いただきました。
その収録模様はこちらからご覧になれます。

「不動産・相談お悩み相談室」バックナンバー
 第13回 「最近増加傾向にある単身高齢者の相続事例について」

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