電話相談
> >
SPECIAL対談 須藤悟×高木優一
1  2  3

あえて失礼の一歩手前まで迫っていく

高木優一:
ところで、面白い人物といえば、最近、税理士で法人の客先を一軒も持っていないという事務所の方と知り合いました。相続税以外は扱いませんというスタンスなのですが、これまでの常識では考えられませんよね。安定供給が期待できる法人を扱わないなんて税理事務所なんて前代未聞です。本当に驚きました。ついにこういう新手のスタイルが出てきたか!って感じですね。高齢化社会になってくるのを機に、今までの常識では計れない新しいビジネスがどんどん登場してくるような気がします。
須藤悟:
なるほど。
高木優一:
番組の話に戻りますが、私の番組は士業の方たちがゲストの場合が多いので、どうしても会話が硬くなりがちと思われるのですが、自分で言うのもおこがましいけれど、その手の番組にしては、かなり楽しいというかノリがいいですよね。
須藤悟:
私はまず高木さんをノセるようにしているんですよ。基本的に私は最初にお目にかかった人には、くだらない話材を投げかけたり、あえて失礼の一歩手前のことを言ってしまったりするんです。そこで引いてしまったり、シュンとなって何も言えなくなってしまう人もいるんですが、高木さんは最初からそうではなかった。そうなれば、思い切りノセちゃえっていう気にこちらもなりますので(笑)。でも、高木さんが連れてくるゲストの方も、失礼の一歩手前のことを言っても、ノッてくる人ばかりですよね。
高木優一:
須藤さんの進行のテクニックはやはり素晴らしいですよ。さきほど言いましたように好奇心も旺盛でいらっしゃるし、普段はサッカーの実況などをやられているから、その実況のノリでガンガンに食い込んできますね(笑)。私としては須藤さんがすべて進行をコントロールしてくれるのですごく楽です。
須藤悟:
失礼の一歩手前のギリギリのところまで突っ込んで話を引き出そうとするのですが、それがノリにつながっているんでしょう。それに食いついてこない場合は申し訳ないけれど淡々と進めていくしかないですね。あまりノリを強要すると負担になってしまうでしょうし。
高木優一:
私はいい意味で須藤さんに遊んでもらっていると思っています(笑)。本日はどうありがとうございました。

photo by naokichi hasebe

1  2  3