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SPECIAL対談 山野勝行×高木優一
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目指すのは、やはり一部リーグ

高木優一:
そもそも山野さんがバスケットボールチームのオーナーになるきっかけというのは何だったのですか。
山野勝行:
今40歳なのですが、ずっとサラリーマンをやっていて35歳になったら何か別のことにトライしようと思っていたのです。30歳のときに代々木第二体育館でプロのバスケットボールを初めて観てとても面白かった。その後、いろいろな試合に接するうちに、逆転とか競る試合がとても多いことや、小さな選手がスターになれるなど、他の球技にはない特徴があることに気づき、これは非常に魅力的なスポーツだなと実感しました。しかし、トップチーム同士のカードでもあまり客が入っていない。もったいないと感じましたね。
高木優一:
テレビでも観れないし、新聞にも採り上げられませんしね。
山野勝行:
でも、いろいろ調べると競技人口は世界一。中学生のやりたいスポーツでもナンバーワンなんです。
高木優一:
これはもしかして宝の山かもしれない、と(笑)。
山野勝行:
そうです。よし、これを仕事にしようと思い立ち、10年先までの事業化計画を立てました。10年たち、30年、50年たったらどのような成果を得られるかを構想し、5年前に普及の活動から始めたのです。法人登録をしたのは3年前です。
高木優一:
今は2部リーグですが、やはりサッカーと同じように1部リーグと2部リーグではさまざまな面で違いがあるんでしょうね。
山野勝行:
それは全然違いますね。テレビ放映回数の差など認知度も違いますし、選手のレベルも違う。年会費は2倍ぐらいの違いですが、分配金などは最大で4倍から5倍ぐらい違うと想定されます。サッカーの場合、1部リーグに行くとコストがとてつもなく増えていきますが、バスケットボールの場合は、今の所そこまでの変化がありません。
何よりファンの気持ちを考えれば、1部という最高の舞台でチームが戦うところを観せてあげたいですから、絶対に1部リーグを目指したいですね。

photo by naokichi hasebe

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