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SPECIAL対談 牧壮×高木優一
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「安全・安心な使い方をする」が最優先

高木優一:
シニアの方の中には、ITと聞いただけで拒絶反応を示される方もいらっしゃいますよね。
牧壮:
確かにネットの世界に入ることに躊躇はあります。怖いといって尻込みをされる方も多いです。
高木優一:
詐欺に遭うんじゃないかとか。
牧壮:
そうです。ですから、私どもの勉強会では、安全・安心な使い方を真っ先に学ぶようにしています。フェイスブックで知らない人から友達申請が来ても、絶対に応じるなとかですね。リアルの世界に立脚したバーチャルの世界とでも言いますか、そのことを基本にして地域を越え、世代を越え、どんどん世界を広げていきましょうということですね。
高木優一:
悩み事も共有できますしね。そもそも牧さんがこのようなシニアへのIT普及活動をされたきかっけはどういうことだったのですか。
牧壮:
聖路加病院の日野原重明先生と知り合うきっかけがあり、先生が100歳の時にシニアの活動の中にSNSを採り入れたいという相談がありました。先生は東北の大震災や中東の紛争の中で、人と人が繋がり合うことのできるSNSに非常に興味を持たれたということでした。先生が主宰されている新老人の会で紹介したいというのがきっかけです。
高木優一:
全国規模の1万人ぐらいの会員がある組織ですよね。
牧壮:
そこで培ったノウハウを持って、今は私の住んでいる川崎から横浜、都内とシニアが集まっている場に出向いて勉強会を行っているわけです。私自身が勉強しながらね。
高木優一:
それは素晴らしい試みですね。どんどんSNSを活用していただき、いきいきとしたシニアライフをおくっていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

photo by naokichi hasebe

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