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SPECIAL対談 鈴木達郎×高木優一
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「エコノミクス甲子園」について

高木優一:
具体的にどのような活動をされているのですか。
鈴木達郎:
我々の活動を一言で言えば、日本人の金融経済の教育ということになるのですが、一番大きな試みとして「エコノミクス甲子園」と名づけたイベントが挙げられます。先般、第12回が修了しました。
高木優一:
テレビ東京で夜11時に放映されている「ワールドビジネスサテライト」にも採りあげられたイベントですね。12回目を行ったということは、12年続いているイベントということですよね。それはすごい。
鈴木達郎:
言ってみれば、全国高校生クイズの金融経済版ですね。
高木優一:
内容を少しお聞かせください。
鈴木達郎:
まず、応募してきた高校生にテキストを提供します。うちが出している教科書もあるのですが、日銀や証券協会、損保協会、銀行協会など金融関連の協会が出している冊子なども差し上げ、この中から問題が出題される旨を伝えます。地方大会を経て全国大会に進むわけですが、各都道府県の高校の子に、地方大会で優勝すればただで東京に行けて、晴れの大舞台に立てるぞと鼓舞するとみんな張り切るんですよね。
高木優一:
地方大会は各都道府県に普及しているのですか。
鈴木達郎:
47の都道府県のうち、45都道府県で実施しています。地銀さんが地方大会を主催してくれるのです。クイズの問題や回答はもちろん我々が考えますが、イベントの主催はすべて地銀さんがやってくれています
高木優一:
会場の手配から運営までのほぼすべてですか。
鈴木達郎:
そうなんです。地銀さんのバックアップがなければ開催できません。
高木優一:
銀行のPRにはなりますよね。
鈴木達郎:
地方はあまり大きなニュースがないですからね。NHKの夕方5時からのニュースには必ず採りあげられますから、大いにPRになると思います。
高木優一:
なるほど。それで、各地方大会で優勝した子が全国大会に出場できるわけですか。
鈴木達郎:
そうです。

photo by naokichi hasebe

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