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SPECIAL対談 橋本勝×高木優一
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これからは、ラジオも「聴く」から「観る」の流れに

高木優一:
橋本先生の地盤は南武線の宿河原ですか。
橋本勝:
そうです。
高木優一:
私、学生時代に宿河原に住んでいたんですよ。
橋本勝:
そうなんですか。
高木優一:
大学が専修で、向ヶ丘遊園にキャンパスがあったのですが、小田急線沿線は家賃が高かったもので、南武線にしたのです。
橋本勝:
宿河原からならば自転車でも通えますね。
高木優一:
いえいえ、電車と徒歩で通いましたよ。あの坂を自転車で登れるわけがないじゃないですか。ところで、向ヶ丘遊園と言えば、藤子・F・不二雄ミュージアムが2011年に開館しましたが来館状況はいかがですか。
橋本勝:
来館人数はある程度確保できていると思いますが、経済効果という面ではあまり・・・7割以上のお客さんが、ミュージアムを観たらそのまま帰ってしまいます。
高木優一:
なるほど。ところで、市長と議会の関係性って実際どのような感じですか。結構距離感があるように思います。
橋本勝:
議会と市長では権限の違いは明確ですね。我々60人の市議会議員が議会で市長の意見なり意思決定なりにバツを付けられるかというと、それはやはり難しいと思います。小池都知事が民意を背景にいろいろな意思決定をされていますが、それを議会が潰すということはできないでしょうね。
高木優一:
橋本先生もFM川崎の私の番組に出ていただきましたが、たとえばラジオがユーストリーム(インターネットを使って、ライブロードキャストができるサービス)などと提携して放送すると、ラジオ番組がテレビ番組になるんです。実際に動画配信のある番組を持っているラジオ局は増えていますね。リスナーは「どんなスタジオで、どんな人たちが、どんな雰囲気で」放送しているのかに興味がありますから、耳で聴くだけの場合と比べて番組への興味の持ち方に大きな違いが現れるように思います。FM川崎でも採りあげられるといいですね。
橋本勝:
大きな局だけでなくても動画配信は行われているのですか。
高木優一:
ええ。地方の小さなFM放送局で積極的に採りあげられています。東京では目黒FMなどは上手に動画を活用していますね。
橋本勝:
大きな自然災害が立て続けに起こっていますから、どこの行政も「安全・安心なまちづくり」を標榜しています。そういう視点からも、ラジオ局が積極的に動画の配信を進めていくのは良いことなのではないでしょうか。

photo by naokichi hasebe

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