電話相談
> >

先日、私の母が亡くなりました。

(東京都新宿区在住J様)
先日、私の母が亡くなりました。

父は私が幼少期に亡くなっているため相続人は私のほかに弟がいます。

母が亡くなった後、弟から母が生前公正証書遺言を作成していたことを聞きました。

その内容は、遺産をほぼすべて弟に相続させるという内容でした。

私は、そのような内容の遺言は到底納得のいくものではないと考えています。

また、遺言を作成した時期には母はもうすでに重度の認知症になっていたと思われるため、このような遺言は認められないと考えています。

私は、母からの財産を相続することができるのでしょうか。
添田 樹一弁護士の回答

(川崎つばさ法律事務所代表)

遺言を作成するには、作成時に遺言能力が必要とされています(民法963条)。

この遺言能力は、単独で有効に遺言をできる資格のことをいいます。

そして、この遺言能力は遺言の内容を理解する能力が遺言作成時に備わっていたかどうかをその遺言の具体的内容(内容の複雑さ、その時の遺言者の体調等)を総合的に見て判断されます。

質問者の方のお母様は遺言時に重度の認知症に罹患していたため、当時遺言の内容を理解する能力がなかったと考えられます。

このため、その時になされた遺言は遺言能力を欠き無効となる可能性が高いでしょう。

そして、遺言が無効となったら法定相続分に基づいて相続財産が相続人に承継されますから、弟さんと相談者の方には半々の財産が相続されることになります。
不動産・相続お悩み相談室

かわさきFM(79.1MHZ)
15:20-16:00
かわさきDOWNSTREAM
(夕方の番組内)
[5月の放送日] 

次回放送予定

5月30日(木) 16:15~16:45

「炎上の背景から何が見えるか?」

[ゲスト] 真鍋厚(フリーライター)

→視聴方法、過去放送分はこちら