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借地権を地主に買い取ってもらうことになりました

(東京都葛飾区在住S様)
借地権を地主に買い取ってもらうことになりました。

路線価図に記載されている借地権割合は60%です。

しかし、地主は60%では買わず、名義書換料の分だけ安い、約54%で買うといっています。

何故、このような話しになるのでしょうか?
西原 崇不動産鑑定士の回答

(株式会社西原不動産鑑定代表取締役)

東京23区内であれば、借地権の売買にあたり、地主に名義書換料(譲渡承諾料)を払わなければならない慣行がある地域が多いです。

名義書換料は、借地権の売主が払うケースが多く、名義書換料は、借地権の価格の10%程度である場合が多いです。

例えば、借地権が更地としての価格の60%で売れたとします。

この場合、借地権の価格の10%を、売主は地主に支払います。

借地権の価格の10%とは、つまり、更地としての価格の6%になります(60%×10%=6%)。

売主の手取りは、60%-6%=54%になります。

地主に売却する場合、第三者に売却する場合と異なり名義書換料が不要です。

しかし、たまたま地主に売却したという理由により、手取りが高くなる(60%で売れる)のは、ある意味不公平といえます。

地主はこの点に注目し、54%で買うと言ってきたのでしょう。

ちなみに、裁判所における評価でも、地主が借地権を買い取る場合は、上記の考え方が採用されています。
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