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自己破産した父名義の不動産の購入を考えています。

(神奈川県横浜市港北区在住K様)
両親が7年前に離婚し、名義が父と母半分づつ所有する家に今現在、母と私(長女)と夫(婿)の3人で住んでおります。

この家はローンの支払は父がしており、完済したら慰謝料として母の持ち物となる様に、離婚調停で決まっておりました。

ですが昨年父の会社が倒産し、父が自己破産の申請をしました。

あと少しで完済するローンの支払も滞り、債権会社から競売に掛けると通達が来たのです。

その後、父の弁護士と銀行と債権会社との相談を重ね、結局私と夫でローン残債の650万程で家を買う事になったのですが、今現在の家の評価額が1800万円程になっております。

購入金額650万円だと半分以下になるので、税金などの問題がとても心配です。

離婚した父と母が2分の1づつ所有する家(900万づつ)を購入する場合、税金はどの様に掛かるのでしょうか。

教えて下さい。

宜しくお願い致します!!
佐藤 亜津子税理士の回答

(佐藤税理士事務所代表)

評価額に対して著しく低い金額で購入される場合には贈与税の対象になります。

ご主人様とお二人で購入ということですが2分の1ずつ負担される、という前提でお話しさせていただきますと

ご質問者様とご主人様それぞれ

900万円(1800万円の2分の1)△325万円(650万の2分の1)=575万円

贈与税の課税価格となります。


贈与税の計算方法については、「暦年課税」「相続時精算課税」という2種類の計算方法があります。

「相続時精算課税」とは

その年の1月1日現在において65歳以上の人からその年の1月1日現在において20歳以上の推定相続人に対する贈与について2500万円までは贈与税かからず相続が発生した時に贈与財産を加算して相続税を計算する、という方法です。

お父様・お母様の相続の時に相続税が発生しない見込みであればご質問者様については、相続時精算課税を選択することによって贈与税がかからないようにするのがよいと考えます。

ご主人様については、養子縁組をしないと相続時精算課税を選択できず(推定相続人にならないためです)「暦年課税」で計算した相続税がかかります。

26年中に購入される場合には

(575万円△110万円)×30%△65万円=745,000円となります。

*27年以降は贈与税率について改正があります。


なお、お二人で購入というお話しでしたが「相続時精算課税」を選択する前提ですとご質問者様でご購入ができれば、贈与税がかかりません。


相続時精算課税を選択するかどうか、その他慎重な判断が必要と考えられますのでお早目にお近くの専門家に直接ご相談されることをお勧めいたします。
不動産・相続お悩み相談室

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「退職代行業務の現状」

[ゲスト] 小澤亜季子(弁護士)

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