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名義預金と疑われないかどうか教えてください。

(東京都板橋区在住S様)
母、私(娘)、息子の3人家族です。

母と娘は同居、息子は遠方に住んでいます。

子は二人とも独身です。

母が、死亡し相続が発生した場合について現在検討しています。

平成27年からの基礎控除が減ったことにより相続税が発生しそうで、相続税対策を考える中で、いろいろ疑問が出来きたので教えてください。

(質問1)

私の給料などの預金通帳の管理や、定期預金の満期の管理など全て母に任せており、家族でもあるので、昔からの通帳が全て家族で同じ印鑑になっています。

しかし、私のお金ですので、当然私が自由に使うことも出来ますし、印鑑も私が自由に使うことができます。(ただし、管理は母)

この場合、私の給料であっても名義預金として扱われてしまいますか?

また、母に定期預金等の管理を任せているという委任状を作成しておくのは効果がありますか?

通帳は今から改印することで私のお金であると考えてもらえますか?

その場合、これまでのお金も私の物と判断してもらえるのでしょうか?

(質問2)

相続税対策で贈与してもらった通帳の印鑑も同じになっています。

これは、今から改印することで何とかなりますか?

それとも、今までの贈与は名義預金扱いになってしまいますか?(贈与契約書は作成しています)

教えてください。

よろしくお願いします。
相続税
篠﨑 勇太税理士の回答

(篠﨑勇太税理士事務所代表)

質問1

結論から申し上げますと、この場合は名義預金に該当しないと思います。

そもそも相続時に問題となる名義預金とは、亡くなられた人が生前に、自身のお金を一方的にその配偶者や子等の他人名義で預金していた場合であり、さらに、その配偶者や子は、そのお金をもらったという認識がない場合です。

ご質問の場合、お母様のお金をお母様自身が一方的に子の名義で預金しているわけではなく、本人(子)の給与収入を本人(子)名義の口座に預金しているわけであり、当然のことながら、その預金も本人(子)のものであり自由に使えるわけです。

ただ、その登録印鑑がお母様のものと共有で、通帳の管理もお母様が行われているとのことですが、お母様とは同居しているわけですから、このような管理状況であったとしても不自然ではないと思います。

よって、ご質問にあるような印鑑や管理状況だけをもってご自身の預金がお母様の名義預金に該当するということはありません。

ですが、やはりご自身の預金ですから、今後は改印をしてご自身で管理されるのがよいかと思われます。



質問2

印鑑は改印した方がよいでしょう。

名義預金の問題点の一つは、上記でも触れましたが、名義人である配偶者や子が、贈与を受けたという認識がないことです。

しかし、今回の場合は贈与契約書を作成し、「あげます」「もらいます」という関係が明確になっており、この点はクリアできています。

よって、今後は改印をしたうえで通帳もご自身で管理するということであれば問題ないと思います。

ただし、贈与を受けた金額次第では贈与税の申告が必要になる場合があるので注意が必要です。

仮に申告が必要であり、まだ行っていない場合には速やかに申告をしなければなりません。
不動産・相続お悩み相談室

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