高木優一:
聞いていて非常に面倒だなと感じますが、こういった相続案件を扱うのが先生の事務所の特長でもあるのですよね。
豊田則幸:
そうですね。まだ事務所を始めたばかりの頃の事例ですが、赤坂で孤独死したおばあさんの相続案件で、親戚の話から、唯一の相続人である娘さんがいることはわかったのですが、その方は40年程前にアメリカ人と結婚してアメリカに渡り、十数年前に一時帰国して以来、音信不通。その後、その娘さんも亡くなっていることがわかったため、さらに、その息子であるお孫さんを1年半かけて探し出し、最終的にそのお孫さんの依頼を受けて預金の解除、株式や不動産の相続及び売却手続きを行った、というケースもありましたね。
高木優一:
現在、国際相続の案件に関し、これだけの経験をされている司法書士は他にいないでしょう。
豊田則幸:
一つひとつの事案に関し個々の問題が起きてきますので、それを的確に解決する手段を提供している事務所はそうそうないと思いますね。
高木優一:
もちろん先生の事務所は国際案件だけではなく、さまざまな司法書士業務を扱っておられますが、常時、国際案件を行っている事務所は他にないと思いますので、ぜひ、広く認知されて欲しいですね。
本日は司法書士の豊田先生に国際相続のお話をいろいろと聞かせていただきました。ありがとうございました。