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SPECIAL対談「輝く川崎の未来のために」

川崎市議会第39代議長 浅野文直
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当相談室代表高木優一

一番の高齢化対策は市民の健康を促進する事

高木優一:私も長年川崎市内でオフィスを構えお仕事させて頂いておりますが、この街は都心や横浜へのアクセスが良いのは勿論の事、緑も多く環境もいい。人口転入者が多いのは必然と言えますね。
浅野文直:ありがとうございます。
高木優一:番組内で市民の健康対策についてお話されていましたよね。
行政として税金を利用し、こういう施設を造りましたというお話が続くのだと思っていたところ、議長の口からああいうお話が出るとは思わなかった。ちょっと驚きましたね。
浅野文直:高齢化社会の対応として特別養護老人ホームや地域包括センターの新設は勿論ですが、介護士やヘルパーさんの人材確保や人件費、市の予算にも限度がある。
一番の高齢化対策は市民の健康を促進する事。それと地域コミュニティーの更なる充実、これに尽きます。
高木優一:なるほど。一昔前当たり前だったことが当たり前でなくなってきている。核家族化が進み、地域での交流が疎遠になってきてしまった。それをもう一度見直してみようというお話ですね。
浅野文直:その通りです。
川崎市もマンションが増え、お隣にどんな方が住んでいらっしゃるか知らないという方が増えてきた。これはいけないこと。
行政としては地域の皆様にご協力頂き、地域コミュニティーの充実を図る様、常々アナウンスをしているのですが、残念ながら完璧とは言えない。これは川崎市だけでなく都市部の課題であり、永遠のテーマですね。
高木優一:地域コミュニティーという意味で、私は議長のご推薦で川崎市宮前区の消防団員として6年前から参加させて頂いている。
これは新住民である私の様な人間が地域の方と知り合い、触れ合ういいきっかけになった。それと同時に新住民がこれだけ流入している川崎市で防災を旧住民だけの力で賄いきれなくなっている現状を目の当たりにしている。
浅野文直:日々の消防活動本当にご苦労様です。頭が下がります。
消防団は地域ボランティアとして欠かせない存在ですが、近年担い手が少なくて欠員が出ている地域もあるのが現状です。これは行政としてももっとアナウンスをして地域の皆様にお願いをしなければいけない。防災を充実させる事は大切なことですから。
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