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SPECIAL対談 深川みきひろ×高木優一
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なぜ、区議会議員になったのか

高木優一:
議員は一般区民から見れば身近なようで遠い存在、つまり普段何をやっているのかが今ひとつ理解できない存在というイメージがあります。
深川みきひろ:
そこが我々のジレンマでもありますね。今日も午前中にある勉強会に出ていたのですが、そこに誰が参加していたのか、どんな内容が話されていたのかを簡単にメディアなどで話すわけにもいきません。そうすると、秘密が多いとか隠していると言われてしまうのですが、かといって、何でも公開するわけにはいかないですよ。下手をすれば、我々と区民の信頼関係が壊れてしまうことにもなりかねませんから。
高木優一:
それはそうでしょうね。最後に先生が議員を目指された理由をお聞きしたいと思います。
深川みきひろ:
中学生時代、自転車で家から駅まで向かう道の途中にカーブがあり、一時停止をして左右を見渡して自動車の流れを見極めなければならない箇所があったんです。ここにカーブミラーを付ければ確認しやすくなる、どうして行政はそれに気づかないんだろうって思ったのです。国会議員や都議会議員は気づかないかもしれませんが、区議会議員は何故気づかないんだろうと。さらに言えば、地元区民が「あそこにミラーを付けてくれよ」と区議会議員へ気軽に言えない壁があるのではないかとも思ったのです。要は、身近な議員であるはずが、実は全然身近ではない。住民が困ったことをすぐに解決できる、解決できなくても気軽に相談に乗ることができる、これが区議会議員の姿だろう。そう思い、一番住民に身近な議員になることを目指したのです。地域の小さな問題への取り組みが、やがて国をも動かすことができる、そこに魅力を感じました。
高木優一:
ますます、区民のための身近な政治を実践していただきたいと思います。本日はありがとうございました。

photo by naokichi hasebe

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