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SPECIAL対談 稲葉治久×高木優一
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雑多な「よろず相談」に応じるのが信条

高木優一:
民事と刑事の比率はどのくらいですか。
稲葉治久:
やはり民事の方が割合としては多いですね。刑事は多いといっても月に数件入るぐらいです。
高木優一:
蒲田という土地柄、刑事もいろいろありそうですね。具体的にはどのような案件を扱うのですか。
稲葉治久:
傷害事件や窃盗、性犯罪とか・・・ですかね。民事の方は多岐に渡ります。
高木優一:
蒲田と言えば、下町気質が残っている昔からの街というイメージがありますよね。
稲葉治久:
そうですね。確かに地元の皆さんのつながりは強い気がしますね。
高木優一:
弁護士はやはりハードルが高いので、一般の人たちはなかなか相談に行きづらいという声もよく聞きます。
稲葉治久:
そうかもしれませんね。私たちは初回相談は無料ですからどうぞ気軽に尋ねて来てくださいというスタンスではいます。来ていただいて我々と話をしてすれば、ああ、弁護士って意外と気さくでとっつきやすいんだと分かっていただけると思います。
高木優一:
先生の方から街へ出て行くということもされていますか。
稲葉治久:
そうですね。会合などに呼ばれれば積極的に参加するようにはしています。
高木優一:
弁護士事務所を構えるとすれば、横浜で言えば裁判所の近くとか、関内とか、東京で言えば銀座、赤坂とか麹町などがステイタスのように言われていた時代は終わったように思いますね。これから、先生の世代の弁護士は街場で開くというのがトレンドになっていくように思います。まあ、大企業ばかりをクライアントにするというならば銀座に事務所を構えてもいいでしょうけれど、中小企業や一般の方たちの身近な問題を扱おうというのであれば、蒲田のような街はいいでしょうね。
稲葉治久:
確かに中小企業の社長さんからさまざまな相談はいただきます。労働問題とか就業規則ができていないとか。まあ、就業規則は知り合いの社労士に繋ぐということになるんですが、そういった雑多な相談の窓口機能を果たしているといった感じです。

photo by naokichi hasebe

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