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地主から提示された借地権の買取金額が安すぎて怒っています。

(東京都文京区在住N様)
2年前から母が施設に入所して以来実家には誰も住んでおらず、郵便物を確認に行く程度でその事実は知りませんでした。

実は地主と借地権の買い戻しでもめており母は地代の供託をしていたそうです。

今月になり地主が代理人の不動産業者を通して、地代の未納を理由に明渡要求をしてきました。

以前からその不動産業者とは何度も明渡要求をされ、その都度断っていたようです。

地主の言い分では、借地権を200万円で買い取るとので立ち退きをしてほしいとのこと。

しかし、実家(東京都世田谷区某所)の借地権割合を考えると60%だし、提示された額があまりに安く、困っています。

建物自体は老朽化が進み資産価値もないので残された母も、明渡の考えはありますが、金額面での折り合いが付きません。

今後うちはどの様に地主と対応すればいいのでしょうか?
借地
鹿山 博樹宅地建物取引士の回答

(株式会社GMコーポレーション代表取締役)

まず、地代について、お母様はかつて供託していたとのことですが、もしこの2年間地代を支払っていないのであれば、今からでも支払った方が(供託した方が)いいでしょう。

借地権者の権利は、借地借家法で保護されているといっても、地代を支払っていなければ、債務不履行で借地契約を解除されて、借地を買い取ってくれるどころの話ではなくなってしまいます。

そのうえで、地主さんが借地返還を強く希望しているのであれば、提示金額も上がってくる可能性もありますので、安易に妥協しないことです。

いざとなれば、借地を売却するという方法もあるかもしれません。
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