成年後見人の申請に必要な診断書と鑑定にかかる費用について
(新潟県在住K様)
昨年東京都文京区に住む父が倒れました。
脳内出血から重度の認知症になってしまい、現在千葉県内の施設に入院しております。
私は現在新潟県に在住しており中々父の見舞いをすることが出来ません。
母は既に他界しており、市川に住む姉がほぼ毎日見舞いに行ってくれています。
突然の事で私も驚いたのですが、入院費も高く今後支払いが出来る訳もなく破たん寸前です。
両親の蓄えはほとんどなく、貰える年金も僅かなため、このまま入院費を払い続けるのは不可能です。
また私の今の収入では、父の入院費を払い続けるのは無理です。
こうなれば父に生活保護を申請してもらうしかないと考え、姉に役所に相談に行ってもらったのですが、自宅を処分しなければ申請はできないと言われました。
しかし自宅を処分するには、成年後見人制度を利用しなければならないようなので、その手続きについて調べたところ、医師に診断書を書いてもらい、なおかつ認知症の度合いについて鑑定を依頼しなければならないようです。
そこでお伺いしたいのですが、成年後見人制度を利用するにあたっては、この診断書料と鑑定料の支払いは絶対条件なのでしょうか?
ましてや成年後見人として裁判所で認められるまでは数カ月が必要だそうで、それまで知人や消費者金融から借りて入院費を払う形を取れば私の生活が苦しくなり自己破産しなければいけません。
色々ネット検索をしましたが、このホームページを拝見すると多くの専門家の方が賛同されているように見受けられます。
最終的には処分をする自宅を担保に融資を受けられるといった事は可能でしょうか?
専門家のご意見を伺いたいです。
時間がありません。
助けて下さい!
脳内出血から重度の認知症になってしまい、現在千葉県内の施設に入院しております。
私は現在新潟県に在住しており中々父の見舞いをすることが出来ません。
母は既に他界しており、市川に住む姉がほぼ毎日見舞いに行ってくれています。
突然の事で私も驚いたのですが、入院費も高く今後支払いが出来る訳もなく破たん寸前です。
両親の蓄えはほとんどなく、貰える年金も僅かなため、このまま入院費を払い続けるのは不可能です。
また私の今の収入では、父の入院費を払い続けるのは無理です。
こうなれば父に生活保護を申請してもらうしかないと考え、姉に役所に相談に行ってもらったのですが、自宅を処分しなければ申請はできないと言われました。
しかし自宅を処分するには、成年後見人制度を利用しなければならないようなので、その手続きについて調べたところ、医師に診断書を書いてもらい、なおかつ認知症の度合いについて鑑定を依頼しなければならないようです。
そこでお伺いしたいのですが、成年後見人制度を利用するにあたっては、この診断書料と鑑定料の支払いは絶対条件なのでしょうか?
ましてや成年後見人として裁判所で認められるまでは数カ月が必要だそうで、それまで知人や消費者金融から借りて入院費を払う形を取れば私の生活が苦しくなり自己破産しなければいけません。
色々ネット検索をしましたが、このホームページを拝見すると多くの専門家の方が賛同されているように見受けられます。
最終的には処分をする自宅を担保に融資を受けられるといった事は可能でしょうか?
専門家のご意見を伺いたいです。
時間がありません。
助けて下さい!

菱田 徳太郎司法書士の回答
(菱田司法書士事務所所長)
医師の診断書は必ず提出します。
入院中の主治医に書いてもらえば、そんなに高額にならないと思います。
経験上、5000円から1万円ほどだと思います。
鑑定書は裁判所から求められたら提出します。
申立後に裁判所の調査があり、そこでお父様の判断能力の判定が難しい場合に、医師による鑑定を行います。
なので、鑑定書は絶対に必要になるとは限りません。
鑑定費用は医師によって変わりますが、5万円から10万円程です。
お父様の住民票の住所地が東京都内でしたら、東京家庭裁判所に申し立てます。
東京家庭裁判所の現状では、申立書類の準備から後見人が就任するまで3ヶ月程かかることもあります。
お父様の病状が落ち着いた段階で施設に移ることもあり得るので、今後支払う費用が変わる可能性もあります。
その点は病院内の相談員にご相談下さい。
病院内にもソーシャルワーカーの方がいらっしゃると思います。
お父様のご自宅の処分や担保に入れるには裁判所の許可が必要になりますので、後見人が裁判所に相談して決まることになります。
後見人も必ず親族が選任されるわけではなく、お父様の財産状況や、身体の状態等を考慮して専門家が選任されることもあります。
成年後見の問題につきましては、法律専門家の中でネットワークがありますので、しっかりサポートできます。
専門家に個別にご相談していだければと思います。
入院中の主治医に書いてもらえば、そんなに高額にならないと思います。
経験上、5000円から1万円ほどだと思います。
鑑定書は裁判所から求められたら提出します。
申立後に裁判所の調査があり、そこでお父様の判断能力の判定が難しい場合に、医師による鑑定を行います。
なので、鑑定書は絶対に必要になるとは限りません。
鑑定費用は医師によって変わりますが、5万円から10万円程です。
お父様の住民票の住所地が東京都内でしたら、東京家庭裁判所に申し立てます。
東京家庭裁判所の現状では、申立書類の準備から後見人が就任するまで3ヶ月程かかることもあります。
お父様の病状が落ち着いた段階で施設に移ることもあり得るので、今後支払う費用が変わる可能性もあります。
その点は病院内の相談員にご相談下さい。
病院内にもソーシャルワーカーの方がいらっしゃると思います。
お父様のご自宅の処分や担保に入れるには裁判所の許可が必要になりますので、後見人が裁判所に相談して決まることになります。
後見人も必ず親族が選任されるわけではなく、お父様の財産状況や、身体の状態等を考慮して専門家が選任されることもあります。
成年後見の問題につきましては、法律専門家の中でネットワークがありますので、しっかりサポートできます。
専門家に個別にご相談していだければと思います。