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離婚を予定しています。

(神奈川県横浜市都筑区在住T様)
6年の結婚生活は主人の女性関係で喧嘩が多く、私が過敏になった事もあり息苦しいものでした。(子供に恵まれなかった事も大きな要因です。)

学生時代からの友達だった事もあり、もう一度友達に戻ろうと私から離婚話を持ち出してから1年位経った昨年末、主人に社内で好きな人が出来たと私に打ち明けてきた為、けんか別れではなく円満に離婚しようという話でまとまりました。

彼とお金の事ではもめない様に離婚に関してのお金の話だけは頭に入れておきたいと考えています。

財産分与の考え方ですが、うちの場合離婚時にどう考えるものなのでしょうか?

①婚姻前に、主人側の祖母から主人宛てに生前贈与として500万円贈与を受けている。

②婚姻中に贈与と含め、二人の貯蓄が1000万円になった時点で彼が300万円を新築マンションの頭金に、私も父から贈与を200万円受け購入。名義は主人単独。

③私もこのマンションに住んでいたくもないし、慰謝料としてもらう気もない。彼自身も一人で3LDKは広すぎるという事で売却をしようというい気持ちで固まっています。

現在自宅マンションを購入時の諸費用などを含めて損にならないように売却に出しているが、無事売却できた場合、その頭金分は主人の取り分として計算し、残りを夫婦で清算するのでしょうか?

もし赤字が出た時の清算の仕方はどういう計算方法なのか?

現在の貯蓄はどう分けるのでしょうか?

婚姻中は私は専業主婦でした。しかし現在就職活動をしており就職口を探しています。(よって6年間収入はゼロ。結婚前は会社員として収入はありました。)

私も第二の人生がありますので、きっちり清算して年内にはスタートを切り直したいと思います。
離婚
金谷達成弁護士の回答

(市民総合法律事務所)

離婚に際しての財産分与は、夫婦が共同して形成した財産を分けることを意味します。

その形成に対する貢献度に応じて分けるということになります。

夫が仕事をして収入を得、妻は専業主婦であったという場合、例えば居住用不動産の名義は夫の単独名義となっていることが少なくないと思われますが、そのような場合にも、その形成に妻も半分貢献したと考えるのが通常だと思います。

この場合の「夫婦が共同して形成した」というのは、文字通りであり、婚姻後に夫婦共同して形成したものですから、例えば、どちらかが相続により財産を取得したという場合、その相続財産の部分は財産分与の対象とはなりません。

婚姻前から「貯金していた」という場合、その部分も財産分与の対象とはなりません。

さて、ご質問の件ですが、夫がお祖母様から500万円の贈与を受けた、これ自体は財産分与の対象とはならないでしょう。

その後、「二人の貯蓄が1000万円になった」「彼が300万円を・・・頭金に」とありますが、この中に上記500万円は混入しているのでしょうか。

拝見する限り、この頭金300万円の原資はお祖母様からの贈与と読めるのですが。

逆に、あなたはあなたのお父様から200万円を援助してもらった。

夫も300万円を援助され、あなたも200万円を援助してもらったというのであれば、それぞれがその金額を当初負担したという前提で、考えてよいのではないかと思います。

例えば、当初マンションを3000万円で購入し、住宅ローンが完済され、そのマンションが当初と同じく3000万円で売却できたとします。

この場合は、夫が300万円、妻が200万円をまず受け取り、残りの2500万円を半分ずつ分けるとすればよいのではないかと思われます。

ただ、マンションは当初の購入額と同じ金額では売れないでしょう。

価値が下がっている可能性があるということです。

しかも、住宅ローンが残っている。

それを踏まえて検討すると計算はかなり複雑になります。

まず、売却して、ある程度の売得金が得られるということになれば、当初それぞれ負担した額、その後の貢献度を勘案して、分けるということになりましょう。

ただ、住宅ローンがかなり残っており、マイナスになる、あるいはゼロになるというのであれば、実質的な財産価値がないということで、「分けるものがない」ということになろうかと思います。

マイナスになるという場合、担保すなわち抵当権がはずせないことになり、要するに「売れない。」ことになりますから、そのマイナス分を用意しなければなりません。

その負担額は基本的には双方の協議によるということになろうかと思います。

いずれにしても、あなたが専業主婦で収入がなかったとしても、一定の財産分与を求めることは可能ですが、要はマンションがいくらで売れるか、プラスが出るのか、それはいくらなのかによって、話はかなり変わってきます。

マンションのおよその査定額、現在の住宅ローンの残高を調べた上で、弁護士などに相談されることをお勧めいたします。
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