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後妻と父の遺産分割協議中です。

(神奈川県川崎市幸区在住O様)
先日父が亡くなり、現在父の遺産分割協議中です。

私の父は、私が6歳の時に母と離婚し、その後母と父は全く連絡を取らない関係で、私は父からの養育費も全く受けず、母に育てられました。

私も一人娘ですので今回の場合相続人は、私と父の後妻さんの二人になります。

父はその後再婚し、先日後妻さんから、法定相続人である私に分割協議の連絡が入りました。

10年前に、父の所有する土地が再開発エリアに掛かり、父はその土地との等価交換で、鉄筋5階建ての賃貸マンションを入手しました。

この建物の7部屋(うち最上階1室は自宅)と共用部を父名義として登記し、3室を後妻さん名義で登記し、自宅を除く9部屋で賃貸業務を行っておりました。

今回の相続では自宅以外には現金とこの賃貸マンションが対象となっています。

当然父名義の7部屋と共用部をどう分けるかで協議中なのです。

私の考えでは既に後妻は3部屋を生前父より貰っていると思うと、残りの7部屋を2人で分けるというのは納得できません。

最近色々調べてみましたがこの後妻の取得している3室については、法律上特別受益の対象にならないのでしょうか?

この10年間で得た3部屋分の家賃収入等の利益は、どの様な扱いになるのでしょうか?私に取り分を請求する事が出来るのでしょうか?

親族間でなく後妻という私からすると完全他人な方との分割協議なので妥協するつもりはありません。

ましてや父の浮気が原因で母がどれだけ嫌な思いをしたかと考えると少しでも多く財産を受け取り、母の老後に充てようと考えているので私としても必死です。
添田 樹一弁護士の回答

(川崎つばさ法律事務所代表)

3部屋について、後妻さんの名義になっているということですが、登記上の登記原因はどうなっていますか?

登記原因が「贈与」などと特別受益を伺わせるような内容になっている場合には、特別受益に該当する可能性が高いといえるでしょう。

一方で、「売買」などとなっている場合には、形式上は特別受益には該当しないでしょうから、その場合には「本当に売買か」「代金は支払われたのか」「実際は贈与だったのではないか」という観点から特別受益性を検討することになります。いずれにせよ、建築当時、どのようなことがあったかが特別受益性を判断するにあたって重要になります。

10年の3部屋分の利益は、基本的に特別受益にあたるかどうかに準じますが、これは様々な問題が絡むので、この相談内容だけではなんともいえません。一度ご相談頂ければと思います。
不動産・相続お悩み相談室

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