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夫が不倫をしています

(神奈川県川崎市幸区在住J様)
夫との性格の不一致に悩みつつも、「できれば夫婦は添い遂げたい」という古い固定概念に縛られつつ、子どもの事などを考えて離婚せずに頑張ってきました。

しかし、子ども達も22歳と20歳となり共に高校も卒業した今、夫婦のあり方に再び大いに悩んでいます。

実は今夫が不倫をしています。

夫は女にだらしない人間で私が知っている限りで3回目。

どうしようもない男です。

因みに現在の相手の女性は飲み屋の女で、ある程度裏は取れています。

この26年間、離婚しようと何度も考えましたがここまで頑張ったのだからと、不貞だけでいまさら離婚というのはあまりにも短絡的だと自ら言い聞かし生きてきました。

夫から然るべき言葉をもらい、心から謝罪して私に対し申し訳ないという言葉を吐き出させ、今後の夫婦関係が改善するならば我慢しようとと思い、不貞の事実確認や、今後の家族関係について、先日4人がそろっている時に意を決してこの話題に触れてみました。

すると夫は「妻であるお前が、夫のために女らしい態度を取らない、俺に尽くさない態度や言動が気に入らないから不貞に走った。悪いとは思うが、謝るつもりはない」と屁理屈を言い放ちました。

私は呆れて開いた口が塞がりません。

55歳を迎えこのような境地になるとは夢にも思いませんでした。

20年前に購入した自宅の住宅ローンがあり、二人の名義で返済しています。(あと15年返済しなければいけません)

私の中で何だかダムが決壊したような心境です。

今まで我慢してきた鬱積が爆発する様な衝動に駆られています。

今後離婚をするにはどの様にすればいいのか教えて下さい。

長男も長女も私の味方で、お母さんが決めたなら離婚するのもしょうがないんじゃないの?と言ってくれています。
離婚
北村 亮典弁護士の回答

(こすぎ法律事務所共同代表)

夫が不倫をしていたということですから、不貞行為を主な理由とした離婚をすることが考えられます。

離婚には、大きく分けて、①協議離婚、②調停離婚、③裁判離婚の3つの段階があります。

①協議離婚については、夫婦間の合意によって、裁判所等を介さずに行うことができる離婚です。

市区町村に離婚届を提出することで離婚をすることができます。

②調停離婚については、裁判所に調停を申し立てて、第三者を介した話し合いによって離婚の合意をする手続です。

そして、②によっても合意に至らない場合には、③裁判離婚により、当事者の主張を踏まえた裁判官の判決を経て、離婚の可否が決せられます(裁判中に和解をして離婚をする場合もあります)。

ご相談の内容ですと、まずは夫と話し合って、①によって解決することが考えられます。

①については、離婚の合意と親権者の指定(ただし、この指定は子が成人している本件では必要ありません)があれば離婚を成立させることができますが、その他の条件(財産分与、慰謝料、年金分割等)も決めておくことが望ましいと言えます。

特に、本件では、婚姻期間が長いため、財産分与(ローンが残っている自宅をどう分与するか)の問題や、不貞行為の慰謝料の問題があります。これらの点について、夫婦間で条件の合意ができれば①も可能ですが、それが困難な場合には、②を考える必要があります。

②については、家庭裁判所に調停の申立てを行います。

ただし、調停はあくまでも話し合いでの解決です。裁判所では、調停委員が間に入って、裁判官と協議しながら話し合いを進めていきますが、合意に至らない場合や、そもそも相手が出頭しない場合には、調停では解決できず、③に進むこととなります。そして、判決による離婚を求めることとなります。

今後すべきこととしては、まずは財産分与に備えて、婚姻期間中に得た財産(預貯金など)に関する情報を確保することが必要となります。

財産分与では、相手が財産を隠してしまえば、それを対象にすることは難しくなるからです。

そして、②に備えて、別居を考えたほうが良いでしょう。

同居をしながら調停を進めることは精神的に大きな負担となりますし、別居期間が長いほど離婚が認められやすくなるからです。

また、夫だけではなく、不貞相手(飲み屋の女性)に対しても、慰謝料請求ができます。

ただし、不貞の証拠はしっかり収集したほうが良いでしょう(夫が不貞を認めている録音や、相手女性とのメールのやりとり等)。
不動産・相続お悩み相談室

かわさきFM(79.1MHZ)
15:20-16:00
かわさきDOWNSTREAM
(夕方の番組内)
[1月の放送日] 3(木)、10(木)、17(木)、24(木)、31(木)

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1月24日(木) 16:15~16:45

「川崎市の障がい者対策」

[ゲスト] 松本幸治・浅野文直(川崎市議会議員)

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