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認知症の親名義の不動産売却について教えて下さい

(神奈川県川崎市高津区在住M様)
今年で76歳になる父が認知症になり、妹と話し合った結果、有料老人ホームに入れる事になりました。

自宅と土地・建物は父名義で、それらを売却して父の今後の生活費や施設の費用に当てたいと思っています。(母は既に他界しています)

又、通院費をうちで負担しており父の貯金していたお金も今ではほとんど、底をついてしまったので、自宅売却で得られた分を、父の生活費の立替分として父から返してもらうという形でまとまったお金をもらえればと思っています。

父は、既に文字も書けるかままならない状態で物事の判断ができないような状況です。

今後の経済的な話をしても、全然理解できていない状態なのです。

そういう場合は、子供が勝手に不動産を売却する事はできるのでしょうか?

売却後に得たお金は今までうちが補てんしていた生活費の清算と父の今後の生活費(施設)に宛てるつもりです。
山寺雄太行政書士の回答

(山寺行政書士事務所代表)

まず、例えお子さんといえどもお父様の不動産を勝手に売却することはできません。

お父様が認知症で判断能力が無い場合でも同じです。

お父様の不動産を売却するには「成年後見制度」を利用するしかないと思われます。

ただし、成年後見制度を利用して後見人がついたとしても、お父様の不動産を勝手に後見人が売ることはできません。

家庭裁判所の許可が必要です。

また、後見人は被後見人(今回の場合はお父様)の利益を守る義務があります。

よって、今回のように被後見人さんに誰かがお金を貸していたとしても、きちんとした証拠がなければ返済するのは難しいでしょう。

これは相談者さんのような親族の方が後見人に付く場合でも同じです。

よく親族の後見人に付けば自由に財産を使えると思っていらっしゃる方がいますが、たとえ親族の後見人であっても勝手にお金を使う事は犯罪になる恐れがあります。

一度専門家にご相談されたほうが良いかと思います。
不動産・相続お悩み相談室

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