相続トラブルが発生してしまいました
(東京都中野区在住F様)
母が亡くなり公正証書遺言通り、自宅の土地と家屋を相続しました。
その後司法書士に依頼し私の単独名義で登記致しました。
しかし音信不通の兄がその公正証書遺言は無効だと主張してきました。
葬式にも参列せず正直憤りを感じています。
兄の言い分としては公正証書遺言作成時、認知症だったので遺言能力は無いとの主張です。
こういう事があると嫌なので母が生前中に司法書士に依頼し、遺言を作成してもらったのにこういう形になってしまい戸惑っています。
予想通りと言えば予想通りなのですが、これから兄と係争になり調停になると思うと憂鬱です。
今後私はどの様な心構えをしていればいいのでしょうか?
その後司法書士に依頼し私の単独名義で登記致しました。
しかし音信不通の兄がその公正証書遺言は無効だと主張してきました。
葬式にも参列せず正直憤りを感じています。
兄の言い分としては公正証書遺言作成時、認知症だったので遺言能力は無いとの主張です。
こういう事があると嫌なので母が生前中に司法書士に依頼し、遺言を作成してもらったのにこういう形になってしまい戸惑っています。
予想通りと言えば予想通りなのですが、これから兄と係争になり調停になると思うと憂鬱です。
今後私はどの様な心構えをしていればいいのでしょうか?

鹿山 博樹宅地建物取引士の回答
(株式会社GMコーポレーション代表取締役)
すでに当該遺言で手続きは済んでいるのであれば、あなたからお兄さんに対して何かをしかけるという必要はないでしょう。
お兄さんが「遺言は無効だ」と口で言っているだけでは、当然のことながら無効にはなりません。
どうしても無効にしたいのであれば、最終的には遺言無効確認請求訴訟を起こすことになるでしょう。
その訴訟で無効だと認定されてはじめて無効になるのですから、遺言を無効にしたい当事者からすると、仮にその可能性(遺言者が遺言をした当時認知症で意思能力がなかったなどの事情)があっても、この訴訟をして勝訴判決を得るまでには大きな負担が伴うことになるでしょう。
ただ、遺言が無効にならなくても、お兄さんはあなたに対して遺留分減殺請求をしてくるでしょうから、相続人があなたとお兄さんの二人であれば、全体財産の4分の1相当額をお兄さんに渡す必要が生じるかもしれません。
お兄さんが「遺言は無効だ」と口で言っているだけでは、当然のことながら無効にはなりません。
どうしても無効にしたいのであれば、最終的には遺言無効確認請求訴訟を起こすことになるでしょう。
その訴訟で無効だと認定されてはじめて無効になるのですから、遺言を無効にしたい当事者からすると、仮にその可能性(遺言者が遺言をした当時認知症で意思能力がなかったなどの事情)があっても、この訴訟をして勝訴判決を得るまでには大きな負担が伴うことになるでしょう。
ただ、遺言が無効にならなくても、お兄さんはあなたに対して遺留分減殺請求をしてくるでしょうから、相続人があなたとお兄さんの二人であれば、全体財産の4分の1相当額をお兄さんに渡す必要が生じるかもしれません。